旦那への申し訳なさ

旦那についてお話したいと思います。

 

わが旦那は大変優しいです、そして無口で寛容な人です。

結婚してから今まで、喧嘩という喧嘩をしたことはありません。

本当にいい人です、感謝しかありません。

しいて言うなら、もう少し稼いできてほしいといった点くらいでしょうか(笑)

 

さて、本題です。

旦那は転院した際に一緒に検査を受けました。

 

検査方法は病院にもよるみたいですが、私の病院は家で精子を容器に入れて2時間以内にもっていく、というものでした。

病院予約ギリギリの時間にトイレに駆け込んですがすがしい表情で容器をもって出てくる旦那をみて、え、そんな早くできるものなの?

という疑問はよぎったというのは完全に余談ですが、病院に持ち込んでしばらく待ってドキドキの検査結果発表です。

結果は二人で聞きます。

 

数値良好すぎて先生半笑いでこっちが恥ずかしくなるほどでした(笑)

ここで問題があると自然妊娠は難しくなるので、早めにステップアップ(人工授精や体外受精)となるようです。

男性不妊不妊の要因の半分程度を占めるということですので、男性の検査はできるだけ早めに実施しておくべきかと思います。

(私の一つめの病院は男性の検査を勧められなかったのでしていませんでした。)

不妊の原因は本当にたくさんの種類があります。

一つ一つつぶしながら、まさに検査と治療を並行して行う、それが不妊治療なのです、とどこかのクリニックのサイトに書いてありました。

 

「はい、旦那さんは問題なしなので卒業ですね!」といわれ、不妊原因の半分をつぶせて安心した半面、ああ完全に自分のせいでこの人にも苦労をさせるしもしかしたら子供に恵まれないかもしれないと思うと本当に申し訳なくて、悲しみに押しつぶされそうになりました。

旦那のスタンスとしては、焦らずゆっくりでいいやん、という感じで、のんきにドンと構えているので、大変支えられていました。

(逆にそののんきさに理不尽に腹が立つこともありましたが。)

 

私は、旦那の顔がタイプ(あくまでタイプ)で、背も高くて頭もよくて(私よりは)で、ああこの人の遺伝子を受け継いだ子供がほしい、と思って結婚しました(笑)

私にとって結婚とは、大好きな人とずっと一緒にいられるということでもあり、そしてその大好きな人の遺伝子をもった子供を産み、育てるということのためにするものでした。

そんな旦那の遺伝子を残せないなんて、旦那の寝顔を見るたびにそのことを思ってしまい、夜な夜な泣いてしまうこともありました。

旦那は口には出さないですが、周りの友人にも子供ができ始め、弟にも先を越され、おばあちゃん子なのでおばあちゃんが元気なうちに孫を抱かせてあげたいと言っていたこともあったので、早く子供がほしいという気持ちはあったと思います。

そして、絶対子煩悩というタイプの人間です。

私が奥さんでなければ、この人は今頃とっくに子供がいたかもしれないのに....そう思う度に悲しい気持ちになりました。

でも、いつも悲しそうな顔ばかりしていては、旦那まで傷つけてしまう。

病院で辛いことがあった時(だいたいそう)はいつも旦那にすがって泣いていましたが、苦労した分だけ、夫婦の絆は強くなったはず!

と思っています。

 

不妊だったことで二人だけの時間もたくさんあったし、一人の時間いっぱい楽しめたし、すぐできていた時よりは少しはお金もたまったし、子供の有り難みもより一層感じるし、私たち自身も人間的にも成長したし?結果的によかった?

と少しは前向きに考えるようにしています!