日記のすすめ ~自分の記憶はあてにならない、未来の自分に情報を託す~

治療中は日々辛すぎて、それを記録しておく余力が私にはありませんでした。

ブログを始めたこともあり、もう少し丁寧に記録しておけばよかったと思いました。

 

不妊治療はあっさり卒業の人もいればかなり長期戦になることもあります。

その間に転院することもあるかもしれません。

クリニックの先生も全部の情報を事細かに把握しているわけではないですし、転院した際はなおさらです。

そのため、できれば日々の治療履歴を記載できる日記かスケジュール帳をお勧めします。

 

私は、途中から両方使ってました。

管理方法は以下です。

 

【日記】

10年日記というアプリを使用しています。

このアプリ、10年間の間過去の同じ日の日記を見ながら今日の日記を書くことができます。

去年も同じこといってるわ(笑)とか、去年よりよくなってるな~とか思えておすすめです。

妊活という意味だと、その日の治療内容+感情を記録しておける点がいいことかなと思います。

書くと冷静になれますし、後から振り返ってその時のことを思い出すこともできます。

 

【スケジュール帳】

A4サイズの大きめのスケジュール帳(柄の入っていないシンプルな100均のノート)に、最低限の情報を記載していました。

例えば、通院日とか生理とか服薬する薬とか治療内容とか、タイミングとった日とかを簡潔に。

アプリでもありますが、そこまでカスタマイズできないかなと思い私はノートを使ってました。

自分の周期も一目で把握できますし、過去の治療履歴を振り返ることができるのでおすすめです。

妊娠して様々なマイナートラブル続きの過酷な妊婦生活の中で、この時の日記がメンタルを保つために役立ちました。

今後育児をする中で辛いことがあったとき、この日記やスケジュール帳を見直したら頑張れるかなと思ってます。

私の闘いの歴史であり、私の財産です。

 

日記は、妊娠以降も続けており、現在も子育て記録として継続中です。

妊娠初期症状 ~時間があれば検索魔~

ネットでは妊娠初期症状と調べると本当にたくさんの情報が出てきますが、結論からいうと、ほとんどの人が妊娠初期症状ないらしいですよ!

(私の鍼灸院の先生情報)

ネットには何かあった人だけがあれやこれやと書き込んでいるからそういった情報だけが信じられて、何もない=妊娠していないみたいに思われているんだとのことでした。

なるほど~。

当時の日記を見返すと、眠い、胸がちょっと張ってる、身体がポカポカする、足の付け根もちょっと痛いかもと書いてあるのですが、別にこれ、この時だけじゃないですからね!

薬とかの影響や思い込みも絶対あるし!

 

一般的には、具体的に以下のような症状があるようですね。

・下腹部がチクチクする

着床出血がある

・足の付け根が痛くなる

・胸が張る

・出血がある

・腰が痛くなる

・頭が痛くなる

・便秘になる

・体がだるく、眠くなる

・情緒不安定になる etc.

 

これらの症状って生理前の症状と酷似してるんですよね!

でも体外受精しているといろんな薬服用してたりするし、症状があったからといって一喜一憂しなくてもという感じです。

私も何度これらを感じた気がして想像妊娠したか・・・

 

とにかく、結果を待っているときはあまり調べず、あまりストレスためずにのんびり過ごして、できれば他の熱中できるもの探すとかした方がいいみたいですね。

それが難しいんですけどね~

ひたすら”妊娠初期症状”で検索しまくった私からのなんの説得力もないアドバイスでございました(笑)

タイマッサージ~気持ちいいだけじゃない!~

以前マッサージは基本行かないと書いておりましたが、タイマッサージだけは別です!

 

タイマッサージは大好きで、妊活を始めてからは忙しくなかなか行けていなかったのですが、定期的に通っていた時期もありました。

身体が本当に楽になるんですよね~

一般的なマッサージよりもかなりリーズナブルに受けられますし、とても気持ちいい!

特に施術後なんて羽が生えたように身体が軽くなります!

セラピスト向けのタイのマッサージスクールで修行したことがあるくらい好きです(笑)

なので簡単な施術くらいならできるので、たまーに、本当にたまーに旦那に施してあげていた時期もありました。

(遠い目)

 

タイマッサージは二人でやるヨガと呼ばれ、施術者と施術を受ける人、双方に効果があると言われています。

 

一般的に鍼灸院に通っている人は移植前後で鍼灸の施術を受けると着床率が上がるようなので本当は鍼灸を受ける予定だったのですが、移植日前日はどうしても仕事の都合で予約がとれず、諦めました。

そこで、何か代わりになるものはないかと考えたり調べたりしたところ、どうやらタイマッサージも効果がありそうということがわかりました。

確かに、タイマッサージは全身をリンパに沿ってマッサージすることで全身の血行を良くする効果があります。

リラックス効果もあり、まさに鍼灸と同じではないか!と、私はタイマッサージでいくことにしました!(君に決めた!)

 

仕事の都合で予約は移植前日の2000~1時間。

タイマッサージは施術者の技術でかなり結果にばらつきがあると思うのですが、この日は当たりでした。

なかなか珍しい日本人の施術者、しかも男の方で、少し不安もあったのですが大当たりでした!

いままで経験した中で一、二を争うレベルでよかった!

個人的に、男性施術者の方がいい傾向にあります。(骨太だからか力が分散されてとても気持ちいい。)

仕事や治療でがちがちになっていた身体がほぐされていきます。

「身体はめちゃくちゃ柔らかいのに、全身凝りまくりですね!笑」と驚かれたほどがちがちだったようです(笑)

鈍感なのかあまり自覚はなかったのですが、施術後にいかに自分が凝っていたかわかりました。

肩も腰も脚もお腹も、全身が楽になって軽くなり、ふわふわしている感じです。

お腹もマッサージされるので、子宮全体がポカポカする感じがして、「ああ、これは絶対効果あるわ!」と確信しました。

その日は移植前の緊張はどこへやら、ぐっすり眠ることができました。

 

あまりによかったので名刺をいただき、「また来ますね~!」と言って約束してしまったのですが、結局妊娠したので行けずじまいで今に至ります。

嘘つきだと思われているかなあ・・・

産後すぐ行きたいと思います!

 

タイマッサージで不妊治療、結構ありだと思うんですよね。

不妊専門特化型のタイマッサージのお店があってもいいくらいかと思います。

 

不妊治療に関わらず、タイマッサージはとってもおすすめです!

痛いイメージがあるかと思いますし身体が固い方はちょっと痛いと感じるかもしれないですが、とーっても気持ちいですし、リーズナブルですし、日本にいながらタイにいる気分も味わえるという。

ちなみに、タイだとよりリーズナブルに受けられますので、タイに行かれた際は、ぜひタイマッサージに挑戦してみてくださいね♪

胚移植時の願掛け~信じる者は救われる!?~

これは不妊治療経験の先輩に教えてもらった願掛けで、ネット界隈でも有名な体外受精胚移植前後に行うと妊娠できるかも!?

という願掛けです。

突っ込みどころ満載ですが、信じる者は救われます(笑)

治療でできることをやるだけやったら、あとは運に任せましょう!

 

胚移植前>

ミスドのホットミルクを飲む

なぜ故ミスド?という突っ込みはジンクスなのでおいておいて、ホットなミルクなので何となく体によさそうな気がしてきます。

ミスドじゃなくてもいいやと思ってふつうに家でミルクを温めて飲んでみました!

 

②パイナップル

こちらもなんとなく体にいいような気がしますね、スーパーで購入して食べました。

 

<移植後>

マクドナルドのポテト

なんとなく治療中は身体によくないし~と思って嫌煙しますが、定期的に食べたくなるこの子。

久々にマックのポテト食べられる、楽しみ♡→うまー♡となるので、メンタル面で効果ありなのかも?!

 

ワタリガニのパスタ

ここまでくるともはや突っ込むきも失せてきますが、カニ、しかもワタリガニ?どこにあるの?

ということで私はあきらめましたが、おいしそうですね、単純に食べたいです。

 

③”トツキトオカ”アプリのインストール

妊娠時、毎日の赤ちゃんとママの状態を教えてくれるアプリです。

ダメだった時のダメージが増大する気がしてインストール時は手が震えましたが、まだまだ卵の状態でも
お腹にいるイメージを持てるので、結構よかったんじゃないかと思っています。

 

 

妊活中って、妊活の知識はめちゃくちゃ詳しくなるのに、辛くなるのであえて妊娠した後の情報をシャットアウトしていたので、いざ妊娠すると妊娠してからのことが何もわからない・・・何がどうなるの?!となるので、このアプリ、おすすめです。

妊娠後は妊活中知らなかったことの連続、これまた反省点多々ありです。

不妊治療ブログのネタが尽きたら、妊娠中のことをまた別のブログ(サイト自体別に設立予定)で書いていきたいと思いますので、妊娠後、妊娠した後の情報難民になられたら、ぜひそちらのブログも見にきていただけたらとっても嬉しいです!

 

 

移植後~妊娠判定までの2週間程度、永遠のように長く感じました・・・

今までのタイミング法や人工授精なんて比じゃない!!だったすごいお金と労力がかかっているんだもの!!!

と毎日そわそわ、妊娠初期症状をネットで検索しては一喜一憂の日々でした。

妊娠初期症状についてはまた別に書きますが、ほとんどの方は初期症状ないらしいですよ、私もなかった口です。

妊娠検査薬なんてとても使える心理状況じゃななかったので、当日先生からの電話での結果報告を待つ日々でした。

結果発表前日は人生初一睡もできない夜を迎えました。

当日も一人でいるのが嫌だったので友達とテーマパークに遊びに行く予定をいれて、最悪のケースを想定、完全に無理だと思ってましたので。

結果的に1回目の胚移植で成功できたのは本当にラッキーでした。

人工授精や体外受精への偏見~私は子供にも伝えたい~

私自身、不妊治療を本格的に始めるまで、人工授精や体外受精は自分には関係のない話だと思っていました。

 

命を宿すという神の領域に、人の手が介在していいのか、愛のある性行為の上で産むべきなのではないか、といった考えがなんとなく私もありました。

私は不妊治療をしていない友人(親友レベル)には不妊治療を伝えていたのですが、人によっては「え、そこまでして産む必要ある?焦らなくていいんじゃない?」と言われ、明らかに引かれたこともありました。

(それ以降あまり積極的には周りには言わなくなりました)

親しい友人の中には不妊治療していた人はいましたが、同世代で体外受精をしたという友人はいなかったのもあり身近に相談できる人もおらず、本当に体外受精でいいのか?!という葛藤が強くありました。

将来子供が知ったときどう思うのかな?体外受精で産んで、なにか普通にできた子と差はないのかな?!体外受精の歴史はまだ浅く(1978年が世界初)、まだわかっていないことがあるのではないか?という不安もありました。

正直今もちょっとはあります。(私が調べた限り、今のところ自然妊娠の人たちとなんら変わりはないというデータが多いですが。)

東洋医学にはまっていったのも、できることなら自然に近い形で妊娠したいという思いが強かったからです。

 

でも、一つずつ検査とステップアップを積み上げてきて、もう体外受精しかないと経験を持って思えましたし、結局結果がすべて、時は金なりであるという思いと、鍼灸の先生や母の後押しもあり、体外受精に踏み切る決心がつきました。

今の医療技術に懸けてみようと思いました。

私の別のブログの中で「最初から体外受精しておけばよかった」と述べておりましたが、それはあくまで結果論であり、その時の私にはまだ体外受精をするという覚悟ができていませんでした。

例えタイムスリップした私が過去の私を説得していたとしても、結局踏み切れていないんじゃないかなと思ってますし、たとえ挑戦していたとしてもちゃんと気持ちの整理、腹落ちができていなかったと思います。

なので、体外受精のタイミングについては後悔はありません、

体外受精に踏み切るまでに必要な、大切な時間だったと思っています。

 

子供が体外受精でできたことを、私は隠していません。

聞かれたら「体外受精だよ、辛かったよ~おもに財布が(笑)」と冗談交じりに胸を張って言っています。

将来、子供にもちゃんと説明した上で「あなたは体外受精で生まれたんだよ、本当に苦労して心から望んでできたかけがえのない子なんだよ、うちに来てくれてありがとう。」とちゃんと伝えたいな、と思います。

子供がそれを聞いてどう感じるかはわかりませんが、私は胸を張って体外受精したことを子供にも伝えたいと思います。

体外受精(⑧妊娠維持~不安と幸せでいっぱい~)

数々の難所を乗り越えてようやくたどり着いた妊娠ですが、ここからも本当に長かった・・・

一日一日が永遠のように感じられました。

不安もありますし、身体もかなり変わっていきます。

 

無事妊娠してからも、本当にたくさんの壁があるんですよね~・・・

例えば、私が一番大きな壁と妊娠期していたのは9週の壁、この週を過ぎれば流産の割合はかなり低くなるということでした。

毎日のように週数別流産比率のグラフを見つめて9週が無事に過ぎることを祈っておりました。

初期の流産は遺伝子異常が理由の大半出会って母体に問題がないことが多いので仕方ないとはいうけれど、それでもショックなことには変わりないので、毎日毎日無事に朝を迎えられることが本当にありがたかったです。

 

昔は妊娠が判明するのが遅かったのでこういった壁も認識していなかったんでしょうけど、体外受精だと特に早く妊娠がわかることので、その分こういった壁が生まれてくるのでしょう。

 

まあ9週を過ぎた後も12週(流産率20%未満に)、16週(安定期)、22週(流産から早産に)、28週(救命率アップ)、30週(後遺症のリスクが減る)、34週(早産だが生まれても大丈夫)、37週(正期産)といくつもいくつも壁があって、生まれるまではずっと不安でいっぱいでした。

 

妊娠してから日々の前進を感じられるように毎日毎日マタニティ用アプリを確認していました。

6つくらいアプリを入れて毎日毎日全部確認しておりました(笑)

日々少しずつ、爆発的なスピードで成長していく赤ちゃんに(アプリ情報)生命の神秘を感じました。

 

これからいろいろと苦労したこともありました。

ブログ自体を新しく新設してマタニティ&育児の記録のブログを続けさせていただきたいなと思いますので、もしよろしければ今後も引き続きお付き合いいただけますと幸いです!

体外受精(⑦妊娠判定~hcgの値はいかに?!~)

さて、待ちにまった結果発表です。

体外受精に踏み切ると決めてからは約1年ほど経過し、体外受精を始めてから約2か月が経ちました。

長い道のりでした・・・

 

ですがこの妊娠発表の日もなんと!12月4日、移植日は11月24日で大安のいい妊娠の日だったのですが、結果発表の日もある意味いい妊娠の日、そしてどうやらスーパー大安という大安の中でも特に日がいいというではありませんか!

これには根拠もなく「これはいけるのでは?!」と思えたのでした。

 

妊娠初期症状があったかというと、これは別のブログでも書いておりますが明確に明らかに「あ、これは妊娠しているな」とわかるような症状は私にはありませんでした。

ネットであふれているような妊娠初期症状の数々は症状があった人だけの情報であって、鍼灸院の先生曰くほとんどの人は無症状ということでした。

確かに私も、通常の生理前の症状と大して大きな変化はなく、ずっと自信がありませんでした。

妊娠検査薬なんて試せるはずもなく、心の準備のためにも使ってダメージを和らげておいた方がいいかも・・・と思ったのですが、勇気がでなくて、結局使いませんでした。

発表の前日は一睡もできないまま朝を迎えました。

 

体外受精の結果は移植日から9日目に採血して血液検査で確認します。

通常の市販されている妊娠検査薬は尿検査ですが、これだと結果がでるのにもう少し時間がかかるのと、より正確に確認するためにも体外受精の結果確認のためには血液検査が用いられます。

早く結果を知りたいという患者の思いにこたえるためと、おそらく妊娠継続のために使用している薬を妊娠していないなら早めにストップするためにこのタイミングで検査するのかなと思っています。

(おそらくどの病院でも検査スケジュールは同じかと思います。)

 

以前ブログで記載した通り、私のクリニックでは血液検査を即日で確認できる機械がないため、前日中に採血だけにいってその翌日結果を聞くことになります。

結果発表は対面もしくは電話のどちらかで確認することができます。

 

なかなか長期的な予定を見通すことができなかったので、結果発表の日は友人達と日帰りでちょっと遠出して遊びに行く予定でした。

どうしても行きたかったのと、もしダメだった場合遊んでいたら少しは気がまぎれるかもしれないと思い、結果は電話確認とさせていただき、当日言われた時間にこちらから電話をかけることになりました。

友人には不妊治療していることは言っていましたが、今日が体外受精結果発表日とは伝えていなかったので、こそこそトイレのタイミングで電話をかけます。

 

心臓が飛び出そうなほど緊張していました。

電話をかけると先生にかわります。

いつもの穏やかな先生の声です。

「おめでとうございます、妊娠していますよ!HCG75の陽性です。」

その言葉に本当に嬉しくなった一方、ネットでも鍼灸の先生にもHCG100あれば安心、と聞いていたので、75ってどうなの?大丈夫なの?!と喜びより不安の方が大きくなったのですが、先生曰く大丈夫とのことだったのでいったん安心して電話を切りました。

また後日検査のために通院することになります。

 

正直あまり期待しないようにしていたし、遊んでいる友達に迷惑をかけたくなくて気持ちを切り替えるために悪いイメトレをしていたので、この結果は本当に本当に嬉しかったです!

なおこの日、他の友人達の数名が妊娠していることを発表されました!(笑)

私はさすがに早すぎるので発表は控えましたが、自分だけでなく友人達も妊娠ラッシュが来ていることがとても嬉しくてたまりませんでした!

友人と同級生の子供をもつママ友になれるということもすごく嬉しくなりました!

 

その後、帰路で妊娠検査薬を購入して早速家で試したところ、見たことのない線がうっすら入っているではありませんか!!!

もう嬉しくて嬉しくて、妊娠継続確認のためもかねて毎日妊娠検査薬を実施してはにやにやしておりました(笑)

 

妊娠が順調に進んでいくと線がはっきりしてくるようなのですが、私の購入しているものはあまり濃さが変わらないものだったので、一時濃淡で一喜一憂していたのですが、完全に杞憂でした(笑)

 

とはいえ、この頃はまだまだ妊娠の壁が厚くここまで苦労したのにこんなにトントン拍子で行くのが怖くなって、ひたすら不安で不安で、安定期に入るまでは、いや、入ったあとも不安で一日一日が永遠のように長く感じられました。

タイムマシンがあれば臨月まで、いや、なんなら産んだ後までひとっとびしたかったです。