体外受精(⑦妊娠判定~hcgの値はいかに?!~)

さて、待ちにまった結果発表です。

体外受精に踏み切ると決めてからは約1年ほど経過し、体外受精を始めてから約2か月が経ちました。

長い道のりでした・・・

 

ですがこの妊娠発表の日もなんと!12月4日、移植日は11月24日で大安のいい妊娠の日だったのですが、結果発表の日もある意味いい妊娠の日、そしてどうやらスーパー大安という大安の中でも特に日がいいというではありませんか!

これには根拠もなく「これはいけるのでは?!」と思えたのでした。

 

妊娠初期症状があったかというと、これは別のブログでも書いておりますが明確に明らかに「あ、これは妊娠しているな」とわかるような症状は私にはありませんでした。

ネットであふれているような妊娠初期症状の数々は症状があった人だけの情報であって、鍼灸院の先生曰くほとんどの人は無症状ということでした。

確かに私も、通常の生理前の症状と大して大きな変化はなく、ずっと自信がありませんでした。

妊娠検査薬なんて試せるはずもなく、心の準備のためにも使ってダメージを和らげておいた方がいいかも・・・と思ったのですが、勇気がでなくて、結局使いませんでした。

発表の前日は一睡もできないまま朝を迎えました。

 

体外受精の結果は移植日から9日目に採血して血液検査で確認します。

通常の市販されている妊娠検査薬は尿検査ですが、これだと結果がでるのにもう少し時間がかかるのと、より正確に確認するためにも体外受精の結果確認のためには血液検査が用いられます。

早く結果を知りたいという患者の思いにこたえるためと、おそらく妊娠継続のために使用している薬を妊娠していないなら早めにストップするためにこのタイミングで検査するのかなと思っています。

(おそらくどの病院でも検査スケジュールは同じかと思います。)

 

以前ブログで記載した通り、私のクリニックでは血液検査を即日で確認できる機械がないため、前日中に採血だけにいってその翌日結果を聞くことになります。

結果発表は対面もしくは電話のどちらかで確認することができます。

 

なかなか長期的な予定を見通すことができなかったので、結果発表の日は友人達と日帰りでちょっと遠出して遊びに行く予定でした。

どうしても行きたかったのと、もしダメだった場合遊んでいたら少しは気がまぎれるかもしれないと思い、結果は電話確認とさせていただき、当日言われた時間にこちらから電話をかけることになりました。

友人には不妊治療していることは言っていましたが、今日が体外受精結果発表日とは伝えていなかったので、こそこそトイレのタイミングで電話をかけます。

 

心臓が飛び出そうなほど緊張していました。

電話をかけると先生にかわります。

いつもの穏やかな先生の声です。

「おめでとうございます、妊娠していますよ!HCG75の陽性です。」

その言葉に本当に嬉しくなった一方、ネットでも鍼灸の先生にもHCG100あれば安心、と聞いていたので、75ってどうなの?大丈夫なの?!と喜びより不安の方が大きくなったのですが、先生曰く大丈夫とのことだったのでいったん安心して電話を切りました。

また後日検査のために通院することになります。

 

正直あまり期待しないようにしていたし、遊んでいる友達に迷惑をかけたくなくて気持ちを切り替えるために悪いイメトレをしていたので、この結果は本当に本当に嬉しかったです!

なおこの日、他の友人達の数名が妊娠していることを発表されました!(笑)

私はさすがに早すぎるので発表は控えましたが、自分だけでなく友人達も妊娠ラッシュが来ていることがとても嬉しくてたまりませんでした!

友人と同級生の子供をもつママ友になれるということもすごく嬉しくなりました!

 

その後、帰路で妊娠検査薬を購入して早速家で試したところ、見たことのない線がうっすら入っているではありませんか!!!

もう嬉しくて嬉しくて、妊娠継続確認のためもかねて毎日妊娠検査薬を実施してはにやにやしておりました(笑)

 

妊娠が順調に進んでいくと線がはっきりしてくるようなのですが、私の購入しているものはあまり濃さが変わらないものだったので、一時濃淡で一喜一憂していたのですが、完全に杞憂でした(笑)

 

とはいえ、この頃はまだまだ妊娠の壁が厚くここまで苦労したのにこんなにトントン拍子で行くのが怖くなって、ひたすら不安で不安で、安定期に入るまでは、いや、入ったあとも不安で一日一日が永遠のように長く感じられました。

タイムマシンがあれば臨月まで、いや、なんなら産んだ後までひとっとびしたかったです。