卵管通水検査

卵管とは卵胞を育てる卵巣(左右に1つずつ、計2つあり)と子宮をつなぐ管です。

卵胞は毎月だいたい1つがどちらかの卵巣で育ち、十分なサイズ(一般的に2cm程度)になったら卵管を通って子宮まで移動、その後子宮内膜がふかふかであれば着床して妊娠するという流れですね。

不妊の原因の1つとして卵管が何らかの要因で詰まってしまったりして、卵子がスムーズに通過できなくなっていることがあるそうです。

例えば、卵管閉塞という症状があり、これは左右どちらか、もしくはどちらかの卵管がつまってしまっている状態です。

こうなると、せっかく卵胞が育って排卵しても子宮まで到達できない、つまり妊娠できないというわけです、なんとももったいない・・・。

卵管の通過性確認と、子宮内膜の状態やポリープなどの有無、子宮の形の異常を調べるのが、主に卵管造影検査、もしくは卵管通水検査です。

 

・卵管造影検査:卵管造影剤を使ってレントゲン撮影(こちらの方が精度高い)

・卵管通水検査:水を子宮頚管から注入してその通過性を超音波検査で確認

 

うちのクリニックでは卵管通水検査しかしていないのでわたしはこちらで検査しました。

 

この検査、本来不妊治療始めた初期段階で検査しておくべき基本項目なのですが、1つ目のクリニックはこの検査の話もされなかったので、いろいろ自分で調べるまで存在すら知りませんでした。

もちろん精液検査も、1つ目のクリニックではしていません。

不妊治療は治療しつつ検査もしつついろんな不妊原因をひとつずつつぶしながらトライ&エラーで進めていくものです。

もしどっちの検査もまだしてないし提案すらされていないということであれば、不妊専門の病院に転院するか、転院できない・したくないということであれば、検査したいと主張することをお勧めします。

(過去にアップしたブログ「妊活経緯」の中で検査項目列挙させて頂いておりますので、よろしければ参考までにご参照ください。)

 

そんな感じで、2つ目のクリニックの先生も1つ目で検査していないとは思っていなかったらしく、数か月の通院後私がネットで調べて「卵管検査やってみたいのですが・・・」と伝えると、「え、まだやってなかったの!?」と驚かれたほどでした。

 

さて、卵管造影検査・卵管通水検査で検索すると「めちゃくちゃ痛い!」と書かれているので、検査前はめちゃくちゃ緊張しました!

もう心臓バクバクで手に汗握って検査を待っていた日が懐かしい・・・

生理痛もほぼないタイプなので、子宮周辺を襲う痛みがどんな痛みかも想像できず・・・

 

結果的に、私は拍子抜けするほど全然痛くなかったです!

通常の内診とさほど変わらない?!

卵管造影検査だとまた違うのかもしれないですし個人差はあるのでしょうけど、私は全然平気でした。

超音波のエコーで子宮に水が流れているところを見せてもらい、結果も左右の卵管とも問題なしとのことで、ほっと胸をなでおろしました。

 

この検査、実は1つメリットがあり、この検査の後約6か月程度はゴールデン期間とよばれ、卵管の通りがよくなることで妊娠率がアップするというのです✨

母の時代は、このゴールデン期間目的に何度かこの検査を受けたと言っておりました。

このゴールデン期間、わくわくしてタイミング法で頑張ってみたものの、残念ながら私はこのチャンスをものにはできませんでしたが。

 

一つ一つ原因をつぶしていくと安心しますし、結果は出ずとも前に進んでいる気がしました!

ですが、この後もちょっと前に進んだら壁にぶち当たり、また進んだら壁があり・・・

三歩進んで二歩下がるどころか三歩下がってばっかりやん、と思ってました。

 

ですが、最終的に体外受精までいくと、驚くほどトントン拍子でした。

三歩進んで三歩下がるが染みついていた私は常におびえびくびくし続けていましたが、人生うまくいくときはうまくいくものですね。