血液検査

不妊治療において、血液検査は必須です。

クリニック転院後、たくさんの血液検査をしました。

網羅できているかわかりませんが、一応私の通っていたクリニックの検査項目で私が受けたものを一通りご紹介させていただきますね!

 

この血液検査、いつでもOKというわけではなく、月経周期にあわせて採取が必要なので時間がかかります。

 

<卵巣機能を調節するホルモン>(月経3~5日目採血)

FSH(卵胞刺激ホルモン):卵胞を発育させるホルモン

LH(黄体化ホルモン) :上昇することで排卵が促される

⇒私は軒並みこのFSHLHが大変低かったです。

 

<卵巣から分泌されるホルモン>

E2(卵胞ホルモン):卵胞発育により産生されるホルモンで、子宮頚管粘液を増加させて子宮内膜を厚くさせる

P4(黄体ホルモン):LHの上昇によって排卵成熟もしくは排卵後から産生されるホルモンで、子宮内膜の着床環境を促す

・テストステロン:男性ホルモン作用として働く、PCOSの診断根拠になることもある

⇒私はE2P4はこれまた大変低く、テストステロンだけ異常に高いという典型的なPCOSという診断でした。

 

 

<その他検査>

・抗精子抗体検査:血液中に精子の動きを抑制する免疫物質がないかどうか調べる検査。この免疫物質がある場合、体外受精を勧められる。

(検査費用:自費扱い4000円程度)

 

クラミジア抗体検査:卵管機能異常(卵管に癒着等があって卵子をうまく卵管に取り込めていない可能性)を検討する検査。

 

Th1/Th2比:Th1,Th2とは免疫機能をつかさどるヘルパーT細胞で、正常妊娠の場合はTh1<Th2ですが、Th1Th2の場合受精卵を異物とみなして攻撃し、着床不全や不育症(妊娠しても流産してしまう)の原因となります。

(検査費用:自費扱い9000円程度)

 

⇒私はいずれも異常なしでした。

 

・抗ミュラー管ホルモン(AMH):卵巣内の小さい卵胞から分泌されるホルモンを調べて、現在の卵巣予備能を評価する検査。

卵子はお腹にいる赤ちゃんの段階から原子細胞という形で最初につくられて、それからもう数は増えることはなくどんどん減少していく。基本的には加齢とともに低下するもので、若くても少ない方もいる。

PCOSの場合は高くなる傾向にある。
(検査費用:自費扱い
6000円程度)

⇒私はかなり高い数字でした。

PCOSの場合これが高くでます。

ただし、高ければいいというわけではなく、AMHの高さと質は比例しないよ、と先生にも強調されました。

 

<その他検査>については、どの検査を受けるかはすべて患者次第です。

先生も無理には勧めません。

検査費用は保険適用外なので(今はわかりませんが)なかなか痛い出費でしたが、結果的に受けてよかったです。

不妊の原因を一つずつつぶしていけている、前に進んでいる実感がありましたし、問題ないという結果がわかったことで安心感がありました。

もし問題があればその対策を事前にとることもできますし、それなりの費用を払うだけの価値はあるなと思いました。